宮沢賢治作詞作曲『星めぐりのうた』を知っていますか?
いらっしゃいませ♪
今日も歌の曲のご紹介です。
この歌を最初に聴いたのは、高倉健さんの遺作になった映画「あなたへ」を観ていた時でした。
田中裕子さんが刑務所慰問のシーンで歌っていたのです。
美しいメロディと不思議な歌詞が頭に残り、何の曲だろう?と調べてみたら、宮沢賢治が作詞作曲した歌だとわかり感激しました。
星めぐりのうた
あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の つばさ
あをいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびの とぐろ。
オリオンは高く うたひ
つゆとしもとを おとす、
アンドロメダの くもは
さかなのくちの かたち。
大ぐまのあしを きたに
五つのばした ところ。
小熊のひたいの うへは
そらのめぐりの めあて。
この詩は、宮沢賢治の初期の童話「双子の星」の中で登場し、晩年の「銀河鉄道の夜」の中では“星めぐりのうた”という名称だけが出てきます。
宮沢賢治作曲となっていますが、彼が口ずさんでいたものを友人が楽譜に書きおこしたとも言われていて、ハッキリしません。
眠れない夜などに、この曲を聴きながら星空を思い浮かべていると、いつの間にか眠っていたりします。
では、林光編曲、当間修一指揮、大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団の歌声でお聴きください♪